輪姦された美紗子 「中編」



「実は、このオフ会の本当の目的はそれなんです。」
「河野も佐藤も黒田も仲間ですし、次に行く予定している店のマスターも仲間で協力してくれます。」


俺は相変わらず返事ができない。
「今まで同じようなこと何回かしてきましたけど上手くいきましたし、美沙子さんならノリも悪くないし大丈夫です。
それにメッタにないチャンスですよ。あれだけ綺麗な人が一人で出てくるのは。きっと彼女も何か期待してきてますよ。絶対。」

「佐々木さんもノリ悪くないし、思い切ってお誘いちゃいました。上手く合わせてくれれば後はこっちで仕込みますから、
そのまま普通にしていてください。」
「だめですよ、気づかれちゃ。」と言い残して吉田は先に戻って行った。



まさか、自分の彼女を「犯っちゃう」相談を持ちかけられるとは考えてもいなかった。あいつらみんなグルだったんだ......。
心臓がバクバク云い出し、頭がカッとなった。

まあ、最後には俺がついているから何とかなるだろう。
もう少しだけ話を合わせてみるのもいいかも知れないと考えた。
これが、悪魔が囁くってこういうことだろう。
両方の意味で「赤の他人という設定」にしておいてよかったと思った。
部屋に戻ると美沙子は楽しそうにしていた。吉田が俺に、ニヤっと目配せした。

暫くして、三次会に行こうという話になり店を出た。



美沙子はほろ酔い加減で、佐藤と黒田と一緒に歩いていたが俺は少し遅れて一人で歩いた。
吉田と河野は先頭を歩いているが話は聞こえない。

こいつら、何をする気だろう。どうやって実行するつもりなんだろう?
どこまでやる気か?見たところ普通の部類に入る連中だし、その手のプロや組系でないことは確かだと思った。
それより俺自身がどこまで引っ張っていいのか?
どの段階で止めるか、どう切り出すか?そっちのほうが問題だった。

美沙子が複数の男に弄ばれる姿を想像して萌えることはあったが、そんなものは妄想の世界でのことであって、
実現させる訳にはいかないが、このまま成り行きに任せておけば本当に実現してしまう。
そう思うと頭に血が上り、鼓動が高まった。俺はいったい何考えてんだ。



「佐々木さん。簡単に説明しときます。」と河野に声を掛けられて我に返った。横に河野がいた。
「まずは大阪に戻る終電がなくなるまで引っ張ります。
終電が無くなって泊まるということを確定させます。そのあとは、そのままHな路線に引っ張ります。
そのままいければそのままいっちゃいます。でも今日は美沙子さん一人なのでノリだけでは無理かも知れません。
その時には奥の手を使います。」

「ガードが固いようであれば、薬で眠って頂もらいます。」




「薬って?」と俺は尋ねた。
「睡眠導入剤ってやつですか。危険はありませんから大丈夫です。
『いつものドリンク』とマスターに頼めばマスターが彼女の飲み物に薬を仕込んでくれます。」
「だいたい薬入れて、30分もすれば酔いつぶれたように寝ちゃいますから、
あとは近くのシティホテルに運んで頂いてしまうという段取りです。」

「もう予約は入れてあります。」
「シティホテルのほうが便利なんですよ。ラブホだと大人数じゃ入れないでしょ。
予約入れた地下駐車場からエレベータで誰にも会わずに部屋にいけますし、
万が一ボーイに会ったら、酔いつぶれた友人を送ってきたと行って鍵を見せれば問題ありません。」



「後はどうなるんだ?」
「彼女は翌朝、ベッドで裸で目を覚ますこととなりますが、その時には自分達はいません。それだけのことです。」
「けど.......」

「あ、中田氏はしないルールになってますから、コンドームは用意してあります。佐々木さんもちゃんと使ってくださいよ。
あと、痕跡が残るようなことは一切なし。怪我もさせない。洋服も破かない。後でヤバクなるような過激なことは一切なし。」

「それから、順番は公平にじゃんけんです」
「僕達そんなに悪質なことはしませんよ。後引くようなことも。第一、眠っちゃっている相手とは、ちゃんとしたセックスはできません。
触って、写真撮って楽しむだけ、
あくまで、ちょっと過激ないたずらのの範囲と決めていますから。」



それのどこがいたずらの範囲なんだ?充分犯罪だと。と思いながら、
「しかし.....そんなことが本当に上手くいくのか?」と俺は尋ねた。
「えーっと、失敗と言えば、一回だけありましたね。」
「三次会に入ってから、全然飲まなくなっちゃて、そのまま帰られちゃったケース。
スペシャルドリンクも飲んでくれなきゃ効きませんからね」

「始めたばかりの頃だったので、まんまと喰いそこねたんですが、最近は酒を飲まなくなったら、
ソフトドリンク版のスペシャルドリンクを振る舞いますから大丈夫です。」
「トラブルになったこともありません。」



「美沙子さんって結構スケベなんじゃないかな。段々Hな話しにも乗りが良くなって来てるし、嫌ならここまでついてこないでしょ。
酒だけ飲めればどこでも行くというタイプでははしないし、
逆に何かしてあげなければ失礼じゃないじゃないですか?あんな美人に。」

「しかし、佐々木さん、ラッキーですよ。美沙子さんは今までの女の中でピカイチです。文句なくダントツ、レベルが違います。
今日は思いっきり楽しめますよ。僕はもうさっきから立ちっぱなしですよ。」

「ところで、念のため、もう一度伺いますけど、佐々木さんは美沙子さんとは今日が初対面ですよね。」 俺は「そうだけど。何で?」と効き返した。
「それなら何も問題ありません。ただの確認ですから深い意味はありませんよ。」

「じゃ、決行時間は25時を目処にしてますので、楽しみにしていてください。」
と言い、河野は前を歩いているの四人の方へ走っていった。
時計を見ると22時を少し回っていた。



こいつら、相当慣れてる。
下手したら本当にヤラレかねないぞ。と思い、遅くても24時までに美沙子を連れ出して逃げることに決めた。
もう少しだけ、このままにして様子を見てみていたい、
非現実的な妄想の世界に浸ってみたいというのが本音だったのかも知れない。
今にして思えばそれが間違いだった。
直ぐに美沙子を連れ出しておけばよかった。

「着きましたよ」と言われたのは小さなスナックという感じの小さな店の前だった。
「皆さん三次会はHネタを中心にハメを外して、楽しくやりましょう」と佐藤が明るくはしゃいでいる。

美沙子は酒の上に王女様的な待遇を受けてまんざらじゃない様子。
まずは美沙子を呼び出して12時までに切り上げることを伝えておかなければいけない。
やつらの企みについては急いで伝える必要があるとは思わなかった。
一段落ついたところで美沙子を呼び出すことにした。





お決まりの乾杯の後落ち着いた頃合を見計らって、
美沙子に目で合図を送ってトイレに立たせた。
美沙子が了解し、立とうとした瞬間、美沙子が立ち上がろうとしたことに気づかない振りをして美沙子より一足早く先にトイレに向かった。


トイレの中で「11時30分までには出る。了解したら合図を。」とメモに書いて、個室の便座のカバーの上に置き、
石鹸を重石にしてトイレを後にした。

すぐ後に美沙子が来る。トイレは男女共用だから見落とす心配はない。
美沙子と廊下ですれ違ったが部屋のドアが開いていたので、指でメモがあるとジェスチャーをして、
「ドーモ」と声を掛けただけで他に会話を交わすことなく部屋に戻った。部屋で見たよりも酔っていない様子だったので安心した。
暫くして美沙子がトイレから戻ってきて、メモを了解したことを目のサインを送ってきた。
これで少し気が楽になった。あとは頃合を見て逃げ出すだけだ


佐藤と黒田が「泊まっていくんでしょ?ゆっくりしていってくださいよ。」と美沙子の引き止め工作を行っていた。
美沙子も「どーしようかな~」と曖昧にお茶を濁した返事を返していた。
河野も泊まっていけと言っていた。





その時、頭がクラーっとしていきなり睡魔が襲ってきた。
「あれ?」と思ったが後の祭りだった‥。

Last Update : 2008年11月28日 (金) 5:20